基礎デザイン学科

science of design

ヴィジュアルランゲージ研究

写真や文字といった常套的な表現手段を超えて、自分の手で旺盛にヴィジュアル表現を生み出せる造形力を鍛錬する。形のわずかな違い、動きのかすかな変化で表現される内容や受け取られる意味に大きな違いが出ることを手作りの動画を通して学習する。

課題1 こえのかたち

「おーー」と聞こえる連続的な「こえ」を素材とし、「意味」「音」「かたち」の生成の原初の状態を意識しながら、音源から喚起されるイメージを簡単な動画ソフトを用いて制作します。音とかたちの共振から意味的なるものやイメージがどのように形成されていくかを学びます。

課題2 ことば・おと・かたち

抑揚をつけて発せられた「ことば」を音源とし、自由で自律的な動画を制作します。「こえのかたち」の発展系です。発話の瞬間、こえの震え、その持続、緩やかな消失と空白、こえの余韻に呼応するかたちの余韻などに意識を通わせつつ「ことば おと かたち」の相関からイメージを広げていきます。他の学生の作品を参照しつつ表現の多様性を学習します。