人工物や自然のきれいさ、特徴などを再発見し、色見本で提示する。人工物・自然の特徴、美しさ、価値を発見し、表現することは、デザインにおいて重要な課題だ。色見本のデザインは、人工物・自然の色を採取したり再現するのが目的ではなく、素材、機能や生活における役割、意味・価値などの特徴を色で表すことが目標だ。さらに色を美しく見せる色見本のデザインにおいては、色の相互作用、色対比や色調和、グラデーション、など色彩論Iで扱った色彩現象を利用することが考えられる。
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フィールドワークを行い対象となる人工物あるいは自然物を見つけ深く観察し、その色の変化や個体そのものに起こる現象を捉え、紙と画材を用いて表現する。色彩を頭で考えるのではなく観察に基づき、色彩の現れ、変化、成り立ち、構造などを自らの手を動かし表現をしていく中で、観察や思考だけでは得られない発見をしていくことを目標にする。最終的に、対象物を同一の箱にレイアウトしておさめる。色や時間の変化、繊細な個体差、ユニークさを集めた標本箱を制作する。