向井周太郎先生の著書『デザイン学』における重要な概念である「trübe」とは、光と闇を仲介する媒質であり、造形を表出する契機となる存在である。それを基に個々のテーマを設定し「メインヴィジュアル」と「プレゼンテーション」の対となる2種類のポスターを制作する。
もし自分の個展をひらくとしたら、どんな展示を計画するだろうか。展示物や場所を仮定し、必要なあらゆるグラフィックを制作する。展覧会を貫くコンセプト、大胆なヴィジュアル、細部に至るまで調整したタイポグラフィが、仮想した世界観を説得力のあるものへと昇華していく。
1
2
3
4
5
6