基礎デザイン学科

science of design

ヴィジュアルコミュニケーション

ヴィジュアル・コミュニケーションの実践的な演習ですが、3年次にはよりコンセプチュアルな次元でデザインを展開するステージに移行します。表現したい内容を的確に可視化する力と、人の記憶に印象を刻印するコミュニケーションとはいかなるものであるかを、2つの課題を通して理解していきます。特に後半の課題は、視覚記号の運用によって、アイデンティフィケーションがいかに生成するかについて把握する実践的な演習になります。

2014年課題1 CABBAGE

「キャベツ」を表現します。直接的でも間接的でも、メタファーを用いてもかまいませんが、より印象的に「キャベツ」のリアリティを表出させます。
「CABBAGE」という言葉を画面のどこかに置くということをルールとしているので、言葉とヴィジュアルの相関にも意識を及ばせて、作業を進めていきます。

2014年 課題2 RESTAURANT

架空の「料理店」を構想し、料理の独自性や空間の雰囲気、サービスの詳細を煮つめていきます。そして、その店がまるで本当に存在するかのように、名称を決め、マークやロゴを制作し、それを多様なシーンへと展開していきます。VI(ヴィジュアルアイデンティフィケーション)とは、いかなる力を持つデザインであるかを体得する演習です。