基礎デザイン学科

science of design

第749回デザインギャラリー1953企画展 「懐中時計礼讃 The Shape of Timelessness」
2018.10.08

会期|2018年10月10日(水)–11月5日(月)
会場|松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
主催|日本デザインコミッティー
企画|板東孝明
写真|高橋和幸
協力|中島正晴
協賛|パナソニック株式会社
展覧会担当|原研哉

本学科教授である板東孝明が企画・デザインを担当する展示、
「懐中時計礼讃 The Shape of Timelessness」が開催されます。
本学科からも、人物のイラストレーションで助手の髙橋昌子、
グラフィックデザインで非常勤講師の平野昌太郎先生が協力しています。


企画趣旨
アンティーク懐中時計はただひたすら美しい。
手の平にのる「時の結晶」といっても過言ではない。
かつてこんなに精妙で、優雅な絡繰細工が生み出されたことに畏まってしまう。
現行の腕時計にみられない、たおやかな丸み、掌にほどよく沈み込む心地よい重み、
なによりも造形に心血を注いだ時計師たちの、質への礼節、時への敬意が感じられる。
端正な文字盤、書体のエッジ、針、精密に絡み合った歯車、
機械を包みこむケースのシェープ、すべての手作業が時の精度に挑み、
人の手に愛でられることにのみ収斂されている。時計は歴史を刻み、
人類とともに歩んできた。欧州において、大航海時代、激動の市民革命を乗り越え、
やがては産業革命の担い手として、また文化的記憶として人々の生活の中を支えてきた。
展示では、アンティーク懐中時計がもつ魔力ともいえる美とその意味を読み解きながら、
コチコチやカチカチという、かそけき時の鼓動にふれ、
しばし時がたつのを忘れていただける場としたい。
(企画 板東孝明)

展覧会紹介
板東孝明は、高度なデザイン力を備えつつも営利のためのデザインを好まず、
熱血の大学教師として生徒に向き合いながら、
密かにデザインへの思いをたぎらせている雌伏のグラフィックデザイナーである。
氏が懐中時計を愛するのは、自分と同じものをそこに見ているからであろう。
グラフィズムの静かなる爆発をこの展覧会に期待したい。
(展覧会担当 原研哉)

http://designcommittee.jp/2018/09/20181010.html
タイポグラフィ研究a 授業展示2018
2018.07.05

日程|2018年7月10日(火) –7月17日(火)
会場|本学9号館1展示スペース(旧webスペース)
授業|タイポグラフィ研究 a
指導|平野 昌太郎(本学科非常勤講師)



2年生の授業、「タイポグラフィ研究a」において、
以下の3つの課題で文字組版による空間構成を試みました。

「立体(typography in a space)」課題においては、「間」をテーマとし、
箱を境界のない無限空間に見立て、版面を意識しない自由な文字組版を。
「本(typography in a book)」では、異なる3つの数字の組み合わせを選択して
そこから連想する造形を、本という時間軸を伴う4次元空間へ構成する。
「平面(typography in a poster)」では、「かたちのフェティシズム」をテーマとし、
「かたち」に対する偏執的な趣向を、ポスターという巨大な面の中にさらけ出します。

課題はグリッドシステムを運用する中で進めていきますが、
同時に文字を扱うことによって明らかになる、性質、規則、かたちなどの
様々な面からの考察を共有し、個々に還元することが狙いです。
また、全ての課題において、テキストと図版は個人が制作しており、
制作を通して自分自身と向き合う機会としても重要な意味を持たせています。

展示に携わっていただいた方々ともども、ご協力に感謝いたします。
卒業生の皆様へ
2018.07.05

過去授業作品として研究室で保管していた卒業生の作品を
返却を希望する方には送付させていただきます。
特にご連絡がない場合はこちらで処理をさせていただく場合がございます。
期限:2018年12月1日(土)までとなっております

【何かご不明点につきましては基礎デザイン学科研究室まで】
kisode@musabi.ac.jp
授業展示「Phenomena展」
2018.07.04


授業展示「Phenomena展」
2018.7.2

日時|2018年7月3日(月)–6日(金) 9:00-17:00 
会場|本学7号館103教室
授業|デジタルイメージ研究
指導|清水恒平(本学通信教育課程 准教授) 菱川勢一(本学科教授)
主催|デジタルイメージ研究受講生一同
協力|基礎デザイン学科研究室

2年生の選択必修授業、デジタルイメージ研究の課題作品展示。

デジタルイメージ研究ではプログラミングすることを軸にグループワークでインスタレーションを制作して展示を行っています。
今年は10チームによる展示になりました。
人にインタラクティブに反応する作品、アルゴリズムに基づいて規則的に動く作品。幅広いタイプの作品が揃いました。
ぜひ、足をお運びください。
芸術工学50周年記念事業 デザイン基礎論連続シンポジウム・デザイン哲学Bar「プロボケバー」
2018.06.07

デザイン哲学Bar「プロボケバー」は、国内外の第一線で活躍する教授、デザイナー、編集者からの挑発的な問いに対して、お酒を片手に会場のみなさんとともに考える場です。武蔵野美術大学基礎デザイン学科と九州大学芸術工学研究院が共催し、全6回開催します。

第1回
7/27(金) 19:00-21:30
会場:紺屋2023
タイトル:デザインが存立するとき
プロヴォケーター:板東孝明、伊原久裕
コーディネーター:古賀徹
デザインは、芸術とは異なり、単に形をつくることでもなく、単に意味を与えることでもない。二つのメディア「形」と「意味」の交差点にデザインが存立するならば、その存在の条件はいかなるものだろうか。二つの接点に存立するデザインのあり方について、板東氏は「デザインの原像」、ヨゼフ・アルベルスの目指した色や形が生起する瞬間に立ち会うことの意味について、また、伊原氏はアイソタイプを典型とする、形から記号へと向かうアプローチについて語り、デザインのスリリングな存立の局面を明らかにする。

第2回
8/3(金) 19:00-21:30
会場:サンボン
タイトル:デザインの実践にとって基礎は不要(か)
プロヴォケーター:川浪寛朗、山内泰
コーディネーター:下村萌
デザインの現場で、顧客の要求に応えること以外に、デザインとは何か、何のためのデザインなのか、といったデザインフィロソフィーに関する問いは重要性を持つのだろうか。それともそうした原理的な問いかけは若気の至り、単なる逃避タイムであり、作業効率の妨げとなるばかりなのか。 原研哉氏の右腕として業務に忙殺される川浪氏と、ソーシャルデザインの実践でスケジュールがぎっしりの山内氏が、デザインの実践における基礎論の(不)必要性を語る。

第3回
8/17(金) 19:00-21:30
会場:紺屋2023
タイトル:デザインを教えることはできるのか
プロヴォケーター:シン・ヒーキョン、小林昭世
コーディネーター:池田美奈子
デザインが、様々な要素を組み合わせ〈いのち〉を育むものだとすれば、デザインをなすのは職業的デザイナーだけではない。だとすればデザインの究極の目的とは、デザインする主体(人間)を育成することであるはずだ。かのウィリアム・モリスは、デザインすることを教えることはできないと言った。韓国でデザイン基礎教育の実践に関わるシン氏と、理論としてのデザインを教える小林氏が、デザインの主体とは何か、その主体が形成される条件など、デザイン教育の根源を問う。

第4回
8/30(木) 19:00-21:30
会場:紺屋2023
タイトル:終わらない編集としてのデザイニング
プロヴォケーター:藤崎圭一郎、池田美奈子
コーディネーター:古賀徹
デザインはしばしば問題解決といわれるが、編集とデザインとの相似性から浮き彫りになることは、答えから問いを探し出す入れ子状の終わりなき文脈創造プロセスであり、そこには21世紀の新しいデザイン観の道標があるはずだ。『デザインの現場』などの編集長を務めた藤崎氏と、情報編集・デザイン史を専門とする池田氏が、編集の現場で積み重ねた編集観・デザイン観を織り交ぜながら、デザインプロセスに特有のクリエイティビティのあり方を語る。

第5回
8/31(金) 19:00-21:30
会場:紺屋2023
タイトル:変動する意味としてのデザイン
プロヴォケーター:小林昭世、古賀徹
コーディネーター:伊原久裕
記号論者のモリスやパース、コンセプト論を展開したドゥルーズの思考から、現代のデザインを捉え直してみる。意味を感知するのは人間だとすれば、デザインの対象は最終的には〈もの〉でもなく、また〈しくみ〉にも留まらない。それは一体何を造形し、そして何を目指すのか。記号論の観点からデザインを捉える小林氏と、現代哲学が専門の古賀氏が、記号や概念のつながりとしてのデザインのあり方について新たな視点を探る。

第6回 最終回
9/7(金) 19:00-21:30
会場:冷泉荘
タイトル:デザインのヒューマニズム2.0
プロヴォケーター:池田美奈子、伊原久裕、古賀徹
「便利」、「快適」、「安全」を目的とする技術は、時に、公害や環境破壊、人間性の疎外など負の側面を生みだす。従って技術は人間に真にふさわしいものであるべきだ。だとすれば、その「人間」、技術が奉仕すべき「人間性」とは何か。むしろその「人間性」こそが、公害や人間破壊を産み出してきたのではないか。この根本的で倫理的な問題について、「技術の人間化」を標榜する九州大学大学院芸術工学研究院の教員たちが、デザイン学の最先端の動向を踏まえ、ヒューマニズムの観点からデザインの基礎論を総括する。


[会場]
紺屋2023:〒810-0041  福岡市中央区大名1-14-28 第一松村ビル201 Tel: 092-984-6292
サンボン:〒810-0022  福岡市中央区薬院3-12-22 美山ビル402
冷泉荘:〒812-0026 福岡市博多区上川端町9-35 Tel: 092-985-4562

[申し込み方法]
下記より事前にご予約をお願いいたします。
事前申し込みはこちら
バーチャージ ¥2,000、各回定員30名
※なお一旦ご予約された場合、キャンセル・ご返金は一切お受けできませんので、ご了承願います
OPEN CAMPUS 2018
2018.06.07

日時|2018年6月9日(土)・10日(日)10:00 – 16:30
会場|武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス 9号館地下大展示室・7号館103号室
基礎デザイン学科開催イベント|
9号館地下大展示室|
・授業課題作品及び卒業制作展示
・卒業、修了論文・制作中間プレゼンテーション
・学科ガイダンス (土)14:50 – 15:30 /(日)14:40 – 15:20
・授業説明  (土)12:45 – 13:00 /(日)12:15 – 12:30
・授業公開・工房紹介ツアー (土)のみ 11:00~/13:30~/14:30~/15:30~
※ツアー時間になりましたら、会場[9号館地下展示室]受付にお集りください。
スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。
7号館103号室|
・学生による相談コーナー
・学科関連書籍閲覧コーナー
・入試作品解説
・ポートフォリオ閲覧コーナー

MUSABI OPEN CAMPUS 2018
http://musabicaravan.com/

Interaction 18
2018.02.11

フランスのリオンで開催されているInteraction 18という本学科主任教授の原研哉が新デザイン領域のイベントで、
キーノートスピーチをしました。
世界47各国からスピーカーが呼ばれ、新しいデザインの領域について語り合い、触発し合う会議です。
米は西海岸のシアトル、つまりアマゾンやウーバー、マイクロソフトなど、新しい産業とデザインの交差点に立っている人々も、たくさん呼ばれてきていました。デザインのフロンティアをなす領域について多角的に語り合うイベントです。

ここではEMPTINESSとEX-FOEMATIONについて45分語りましたが、
原ゼミでやってきたEX-FORMATIONは今、世界に衝撃を与えています。

イベントサイトのURLは以下です。
https://interaction18.ixda.org
presentation ’17 公開プレゼンテーション
2018.01.17

presentation ’17 公開プレゼンテーション
2017.1.17
日時|2018年1月21日(日) 13:00開演(12:30開場)
会場|武蔵野美術大学 1号館103
教員|原 研哉、宮島 慎吾、小林 昭世、板東 孝明
   菱川 勢一、柴田 文江、吉田 愼悟
   向井周太郎(本学科名誉教授)、梅原 真(本学科客員教授)、深津貴之

卒業・修了制作選抜作品の学生による発表と、教員による講評を一般公開の形式で開催いたします。予約は不要です。どなたでもご覧いただけます。

平成27年度 武蔵野美術大学卒業・修了制作展
日時|2018年1月18日(木)-1月21日(日) 9:00-17:00
会場|武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス

http://www.musabi.ac.jp/sotsusei/


学生による卒業・修了制作展特設サイトはこちらです。
http://www.kisode.com/presentation2017/
授業展示「Exhibition of Editorial Design」
2017.12.15

日時|2017年12月14日(木)-20日(水) 10:00-18:00 *最終日のみ10:00-16:00
会場|本学12号館1階
授業|デザイン演習Ii【エディトリアルデザイン】
指導|佐藤 篤司(本学科非常勤講師)
主催|基礎デザイン学科研究室


現在自分が最も関心のあることをテーマに「本」を作る。それが演習の目的である。
その関心を他者に「伝える」ために必要なことは何か、それらの構成要素を組み立て一冊の本の流れを考える。
書体の選定やフォーマットの作成といったタイポグラフィはもとより、
テキストに対する理解を増幅させ、
魅力的に演出するための視覚表現を工夫する。
合わせて用紙の手ざわりであるとか、折り・曲げといった加工、
製本の形式など視覚以外の感覚も駆使して、
ページの集合体である三次元的な表現装置としての「ブックデザイン」を構想する。
Text Information+環境情報+パブリックデザイン 合同課題作品展示「街を読む」
2017.12.15

基礎デザイン学科3年次の選択必修科目である[Text Information]、[環境情報]、[パブリックデザイン]のそれぞれのカリキュラムには、環境を知ることからデザインの糸口を見出すことに共通点がある。そして同時にそれぞれの演習の方法論と独自のデザインのアウトプットがある。ここでは「街を読む」ことが最も重要な要件となっているのだが、今年度の3つの演習では、その調査対象となる共通のエリアとして「吉祥寺」を選択した。同じ調査対象エリアとして「吉祥寺」という街を読むことから始まり、それぞれの演習の方法が異なる3つのカリキュラムから表現される学生の課題作品を今一度、一同に会しての展示を試みる。各々の想いが込められた作品がようやくハレの日を迎えた。
授業展示「reflection」
2017.11.29

日時|2017年11月29日(水)– 12月4日(月) 10:00-16:30
会場|本学9号館地下小展示室
授業|形態論II
指導|板東 孝明、柴田 文江
主催|基礎デザイン学科2年生
協力|基礎デザイン学科研究室

2年生の必修授業、形態論IIの課題作品展示を上記の通り行います。



課題テーマである「reflection」は、人とかたちの「呼び合い」「響き合い」を見出すことをめざしている。
人の行為を反映したかたち、痕跡、あるいは自然と接した時の経験や記憶の中にあるかたちも含まれるだろう。
その人とかたちの照応のありさまを他者に伝えるのは容易ではない。日常生活への微細な観察力と丁寧な手仕事が求められる。
そうやって、試行錯誤の末に生み出された造形作品には、はっとする「reflection」の輝きがある。
板東 孝明

モノのカタチをじっくり読込むと、モノに関わる力や状況が立ち上がり、
そこにある多くの情報がそのモノたらしめていることに気づく。
台の上にモノが置かれている状態は、台と置かれているモノの素性によって反発し影響しあってそこにある。
カタチという実態にはいつも何かしらのリフレクションがあるのだ。
本課題はカタチに現れた現象を見出し、
形態の成立ちを明らかにしようとする取り組みである。
柴田 文江
タイポグラフィ研究b 課題展示
2017.10.05

タイポグライフィ研究b
課題と自主制作展

日時|2017年10月2日(月)–10月12日(木)
会場|本学7号館1階103教室
授業|タイポグラフィ研究b
指導|木村雅彦(本学科非常勤講師)

2016年度の2年生の選択必修授業、
タイポグラフィ研究bの課題作品及び
自主制作展を上記の通り行います。
是非お越しください。
徳島大学病院ギャラリーbe「朝のうつわ」展
2017.09.27

日時|2017年9月25日(月) – 2018年1月27日(土)
会場|ホスピタル ギャラリーbe (徳島大学病院 西病棟1階ロビー)
主催|徳島大学病院
協力|武蔵野美術大学基礎デザイン学科


今回、展示する作品は「朝のうつわ」というテーマで、
武蔵野美術大学基礎デザイン学科2年生が
「形態論II」という授業で制作してきたものです。
今年の1月末から5月末まで<ギャラリーbe>で開催した
<朝のかたち展>の第二弾。
前回は「朝のかたち」について考え、
それをさらに「うつわ」へと昇華させました。
担当の柴田文江先生は
「『器』という言葉が特有のカタチを感じさせるのは、
何かを大事に運び、保管することが出来るものとして皆の心にあるからだ。
そうやってプリミティブな道具は、
どれもその役割だけではなく沢山の意味を内包している」と解説します。
朝というイメージからモチーフを抽出し、
かたちが生成する瞬間を体験すること。
デザインを学ぶ美大生たちが真剣に取り組んできた
「朝のうつわ」をぜひご鑑賞ください。

基礎デザイン学科教授 板東孝明・柴田文江
書籍『Ex-formation』日本語版出版・関連トークイベント開催
2017.09.27

原研哉(本学科主任教授)著

本学科主任教授、原研哉が10年間の原ゼミでの研究成果である
『Ex-formation』の日本語版が平凡社から刊行されます。
 
Ex-formation
─未知化するというコミュニケーション
Design thinkingの端緒がこの一冊に。
 
関連イベント『Ex-formation』(平凡社) 刊行記念
原 研哉トークイベント開催
※お席に限りがございます。
事前のお申し込みはwebサイトをご確認ください。
 
会場│青山ブックセンター 本店
日時│2017年10月6日(金)19:00-20:30(開場18:30-)
詳細│http://www.aoyamabc.jp/event/ex-formation/

 
会場│銀座 蔦屋書店
日時│2017年10月20日(金)19:30-21:00(開場19:15-)
詳細│https://store.tsite.jp/ginza/event/architectural-design/877-1050360920.html
タイポグラフィ研究a 授業展示2017
2017.07.11

授業展示「タイポグラフィ研究 a」
2017.07.11 
日程|2017年7月11日(火) –7月18日(火)
会場|本学9号館1Fwebスペース
授業|タイポグラフィ研究 a
指導|平野 昌太郎(本学科非常勤講師)

2年生の選択必修授業、タイポグラフィ研究 aの
「typography in a space」「typography in a poster」「typography in a book」の
課題展示をおこないます。

基礎デザイン学科2年生の授業、「タイポグラフィ研究a」において、
以下の3つの課題で文字組版による空間構成を試みました。
「立体(typography in a space)」課題においては、John Cage の楽曲をテーマに、
リズムや旋律、曲調を文字組版、空間構成へとうつし響かせ、
「文字による音楽の風景」を描き出すことを目指しました。
また、Cageの「偶然性・不確定性の音楽」という思想から
「偶然から生まれるかたち」を用いて、
箱という境界のない無限空間の中に自由な文字組版を求めました。
「本(typography in a book)」では、
Oskar SchlemmerのDas Triadische Ballett における3幕をモチーフとし、
「色彩と形態」の再構成をおこないました。
自分では想像し得ない造形、色彩と対峙し、自らの思考へ取り込んでいく。
映像におけるシーンの移り変わりと、ページをめくるという時間軸をともなう行為の
共通性を意識しながら、枠に囚われない自由な本の制作を目指しました。
「平面(typography in a poster)」では、「自分」をテーマとしました。
表現と文字組をぶつけ合う中で、課題に向き合う学生としてではなく、
一人の造形者として各々が自己と向き合い、
ポスターという大きなキャンバスに耐えうる造形のダイナミズムを見出すことを目指しました。
作品の制作ともに、グリッドシステムの運用やその意味を知り、
さらには「ことばのポイエーシス(詩学)」を見出すことが求められました。
また、立体課題の制作にあたり、教養文化研究室の白石美雪教授(音楽学者/音楽評論家)に
課題曲の選定と講義をお願いし、John Cageの思想にふれることができました。
展示に携わっていただいた方々ともども、ご協力に感謝いたします。
OPEN CAMPUS 2017
2017.06.06

OPEN CAMPUS 2017
2017.06.10
日時|2017年6月10日(土)・11日(日)10:00 – 16:30
会場|武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス 9号館地下大展示室・7号館103号室
基礎デザイン学科開催イベント|
9号館地下大展示室|
・授業課題作品及び卒業制作展示
・卒業、修了論文・制作中間プレゼンテーション
・学科ガイダンス (土)14:40 – 15:20 /(日)14:40 – 15:10
・授業説明  (土)12:40 – 13:00 /(日)12:10 – 12:30
・授業公開・工房紹介ツアー (土)のみ 11:00~/13:30~/14:30~/15:30~
※ツアー時間になりましたら、会場[9号館地下展示室]受付にお集りください。
スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。
7号館103号室|
・学生による相談コーナー / 学科関連書籍閲覧コーナー

MUSABI OPEN CAMPUS 2017
http://musabicaravan.com/




デザイン情報×基礎デザイン×視覚伝達デザインの
3学科の合同企画が6/11(日)に開催されます。
基礎デザイン学科からは原先生がご参加されます。
詳細は下記ツイッターアカウントをご確認ください。
https://twitter.com/mauoc3ts


https://twitter.com/mauoc3ts
presentation ’16 公開プレゼンテーション
2017.01.18

presentation ’16 公開プレゼンテーション

日時|2017年1月22日(日) 13:00開演(12:30開場)
会場|武蔵野美術大学 1号館103
教員|原 研哉、宮島 慎吾、小林 昭世、板東 孝明
   菱川 勢一、柴田 文江、吉田 愼悟、野口 正治
   梅原 真(本学科客員教授)

卒業・修了制作選抜作品の学生による発表と、教員による講評を一般公開の形式で開催いたします。予約は不要です。どなたでもご覧いただけます。

平成28年度 武蔵野美術大学卒業・修了制作展
日時|2017年1月19日(木)-1月22日(日) 9:00-17:00
会場|武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス
http://www.musabi.ac.jp/sotsusei/


学生による卒業・修了制作展特設サイトはこちらです。
http://www.kisode.com/presentation2016
授業展示「INVISIBLE」
2016.12.19

日時|2016年12月19日(月)-24日(土) 10:00-18:00
会場|本学12号館1階
授業|デザイン演習Ii【エディトリアルデザイン】板東クラス
指導|板東 孝明(本学科専任教授)
主催|基礎デザイン学科研究室


一冊の本をつくる。それが演習の目的である。
最初に示したのは、
「後期すべてを費やして,一冊の本をつくる。描き、撮り、書き、編み、デザインする」シンプルだが難易度は高い。
本はグラフィックとプロダクトのちょうど中間にあるオブジェクトだ。
書体の選定、一文字一文字の字間の調整、ページのグリッドシステム、ノンブル、全体のページの流れ、前付け後付け、印刷様式と用紙の検討、そして製本まで、細部から全体まで隈無く目配りしなければならない。
平面作品としての密度と立体物としての精度が必要になる。

課題テーマをみんなで決めた。「invisible」(不可視なるもの)。
見えないものを想起させる。見えないものを顕現させる。
そして見えないものを姿をあらわす。
思えば、行間を読む、というが本の肝なのかもしれない。本とはまさにinvisibleを隠喩している。本というものの本質とはなにか。本から何かが立ち現れるかどうか。不可視なるものに立ち向かってくれた成果がここにある。
授業展示「doigt展」
2016.12.17

日時|2016年12月19日(月)-24日(土) 10:00-18:00
会場|本学12号館1階
授業|デザイン演習Ii【エディトリアルデザイン】海保クラス
指導|海保 透(本学科非常勤講師)
主催|基礎デザイン学科研究室


[doigt] 日常の馴染みのない英字5文字ですが、
フランス語で「指」を表す言葉で「ドワ」と発音します。
5本の「指」をそれぞれ担当し、独自の発想からオリジナリティ溢れる指の世界を
魅力的に掘り下げ、編集し、エッセイ集とテーマ集の冊子作品にまとめました。
授業展示「朝のかたち/朝のうつわ」
2016.12.01

日時|2016年11月30日(水)–12月5日(月) 10:00-16:30
会場|本学9号館地下小展示室
授業|形態論II
指導|板東 孝明、柴田 文江
主催|基礎デザイン学科2年生
協力|基礎デザイン学科研究室

2年生の必修授業、形態論IIの課題作品展示を上記の通り行います。


朝のかたち

「朝のかたち」というものがあるわけではない。
そもそも朝はかたちではなく、時間というふわっとした概念である。
それを「かたち」にアブダクション(仮説形成)するのが今回の課題である。
朝、ベッドで目覚めて、歯を磨き、洗面所で顔を洗う。
髪をとかして服を着替え、
台所で朝食をつくり(あるいはつくってもらって)、食卓で食べる。
いつもと同じ風景、なにげなく次々と朝の儀式をこなしていく。
ぼんやりとした目覚めから徐々に意識が日常へと移行するひととき、
歯ブラシ、タオル、トーストやバター、パン皿、バター、ミルクパック、
グラス、コーヒーカップ、ワイシャツやソックスなどに無意識に触れていく。
視線に入ってくるもの、触れているものが、
朝の時間をつくっていくと言いかえてもいいかもしれない。
そこでは、たしかに「朝のかたち」が、
朝という概念を生成しているのだろう。


朝のうつわ

両方の手を重ね合わせて水を汲む、それが器の始まりである。
いまでは日常の行動に役立つように創意と工夫を凝らし、
様々なカタチを持っているが、「器」は大切なものを内包するという
概念的なイメージもあり、利便性や機能性だけではない存在だとも思える。
とはいえ、「器」という言葉が特有のカタチを感じさせるのは、
何かを大事に運び、保管することが出来るものとして皆の心にあるからだ。
そうやってプリミティブな道具は、どれもその役割だけではなく
沢山の意味を内包している。「器」というテーマに、
それぞれが見出した朝のモチーフを携えて取り組んでみよう。
現象や、記憶、気配をカタチとして見つけ出すことで、
概念の中にあるものを三次元に具体化すること、
カタチの生まれる瞬間を体験し、
カタチの拠り所を体得することを目的としている。