ギャル感!

山口花音

昨今「ギャル」とはなんなのか?という疑問に向き合うメディアが多々ある。今回、その疑問と向き合うなかで1つ気づいたことがある。異なった人物、物をみせられ、どちらの方がよりギャルか?と聞かれた際、日本人である私たちはほぼ同じものを指すのだ。これは実は、どこか少し気持ちが悪いことでもあるのではないか。はっきりとした線引きはできないが、日本の文化内で育ってきた我々は感覚的に「ギャル」を理解・共有しているという事だ。70年代に米国から「ギャル」という言葉が輸入されて以来姿形をかえて様々な女性を日本人は「ギャル」と称してきた。それ故ぼんやりとしているがおおよその女性を表すものとして日本人にとって共通認識される形容詞となったのだ。その言葉に対する印象はそれぞれだが、私にとっては交わり、理解できない同性であると同時に、華やかであるが一筋縄でいかない一種の女性達としてとても魅力的に映る。その言葉の曖昧さのなかにある特性が、そのまま彼女達の持つ魅力なのかもしれない。日常で見る事象や物・人から感じられたギャルっぽさを集めることで、私自身の思う「ギャル感」をイラストレーションで表現しようと思った。

10号館413