基礎デザイン学科

science of design

形態論Ⅱ

「形態論Ⅱ」は、思想家、詩人のゲーテ(1749-1832)による自然観、形態学(モルフォロギー)にもとづく基礎的な形態研究のための演習です。
形態という概念がはらむ広大な造形領域を探り、形態学的アプローチを学びながら、デザイン・テーマを発見していきます。かたちの成り立ちを体験的に学習するために、日頃慣れ親しんだ身の回りのかたちを見つめ直し、そこに含まれる必然性や普遍性、そして環境との関係を探り当てていきます。
2019年課題「日本のかたち」

1.カタチの速度/ラドール

色や素材の要件をフラットにして、カタチを使ってイメージを表現するトレーニングを目的とします。「速度」というあまりカタチを形容する時に用いることのない言葉から像を作り、フォルムから受ける多くの情報とかたちに含まれる意味を読み取ります。

2.カタチの速度/salt&pepper

カタチのイメージを使って具体的なプロダクトに応用する演習です。第一課題で見出したフォルムが発するボキャブラリーで「salt&pepper」のカタチをつくり、造形の展開力と構成力を鍛錬することを目的としています。