基礎デザイン学科

science of design

形態論Ⅱ

「形態論Ⅱ」は、思想家、詩人のゲーテ(1749-1832)による自然観、形態学(モルフォロギー)にもとづく基礎的な形態研究のための演習です。
形態という概念がはらむ広大な造形領域を探り、形態学的アプローチを学びながら、デザイン・テーマを発見していきます。かたちの成り立ちを体験的に学習するために、日頃慣れ親しんだ身の回りのかたちを見つめ直し、そこに含まれる必然性や普遍性、そして環境との関係を探り当てていきます。

2018年課題「Switch」

「スイッチ」をデザインする、ということには、かたちそのものを表現するほかに、何かをon/offする行為、気分の切り替え、あるいはスイッチの概念を拡張し、あらたな造形として具現化することが含まれるだろう。ここに提示された作品は、従来からの既成観念をくつがえし、あらたなスイッチ像を誘発させているだろうか。作品と向かい合った時に、もし「!」と驚いたなら、きっと観る者のなかでも「閃きのスイッチ」が入ったに違いない。