基礎デザイン学科

science of design

バウハウス100周年 デザイン学の源流と未来
2019.11.11
この度基礎デザイン学科ではバウハウス100周年を記念いたしまして、シンポジウムを行う運びとなりました。
本学の向井周太郎名誉教授による基調講演をはじめ、現職教授陣を交えたディスカッションを行います。


近代化を世界に先んじた西洋から、モデルネとデザインへの関心が沸き起こり、
その象徴的存在として世界に多大な影響を与えた造形教育機関がbauhausでした。
建築すなわち環境形成を見据えつつ、色彩、絵画、タイポグラフィ、工芸、演劇、
建築などの諸領域から多様な才能、異能、職人を教師として動員し、
わずか14年という短期間に、世界の造形思想を塗り替えてしまうほどの
エネルギーの集中と横溢がそこに顕現したことは周知の通りです。
武蔵野美術大学基礎デザイン学科は、領域を分けず、外界環境のすべてに
デザインの理性を通底させるという理念を掲げてデザイン教育を続けてきましたが、
この理念形成の源流にもbauhausは大きな影響を与えています。
ここでは、bauhausの後にその思想の系譜を汲む教育施設として生まれた
ウルム造形大学に学び、 後に本学、基礎デザイン学科の設立と発展に
大きな業績を果たしてきた向井周太郎名誉教授を迎えて、
あらためてモデルネとデザインの源流についての講義をいただくととともに、
専任教員陣を交えたディスカッションで、 未来に向かうデザイン思想のかたちを
展望する機会を持ちたいと考えます。 混迷の世界にデザインがいかに向き合えるか、
その指針を来場の皆様と共有できれば幸いです。

基礎デザイン学科主任教授 原研哉


会期:2019年12月1日(日)13:00~19:00
会場:日本デザインセンター「POLYLOGUE」中央区銀座4-9-13 銀座4丁目タワー13階
※駐車場はありませんのでお車でのご来場はご遠慮ください。
※また日曜日は他テナントの影響でエレベーターの混雑が予想されます。
基調講演:向井周太郎 13:00-14:00
パネルディスカッション:第1部 原研哉・小林昭世 14:15-15:15
パネルディスカッション:第2部 板東孝明・菱川勢一・田中良治 15:15-16:15
総括ディスカッション:導入 ラース・ミュラー 
討論 向井周太郎・原研哉・小林昭世・板東孝明・菱川勢一・田中良治 16:30-17:30
懇親パーティ:会場 日本デザインセンター「POLYLOGUE」 18:00-19:00
協賛:株式会社日本デザインセンター
主催:基礎デザイン学科研究室

申し込み制となりますので以下のURLより参加希望者はの方はご登録ください。
また、こちらは定員がございますので、
定員に達した場合、キャンセル待ちやご登録ができない場合がございますので、
あらかじめご了承ください。
こちらの予約期間は11月18日10:00-11月24日18:00までとなっております。

https://select-type.com/rsv/?id=y2D0XuXt5sc&c_id=75584